こんにちは。
岩瀬 晃です。
僕のペラペラ英会話セミナーでも話すことなのですが、英会話の上達のためには、海外の映画・ドラマをとにかく見ること、しかも字幕なしで、というのがとても重要です。
そうすると必ず、「海外の映画やドラマがつまらないと感じる場合はどうすればいいですか?」という質問が出ます。
で、
実はかくいう私も、留学して3カ月くらいは、食べ物にしても、テレビ番組にしても、音楽にしても、もうとにかく日本のモノが恋しくて、
どうもアメリカのものは大ざっぱでつまらないというか
笑いのツボが違うというか
そもそも何言ってるかわからないし
という3拍子揃った状態でしたので
リアルに毎晩ホームステイ先のベランダで体育座りして星を眺めながら、「あぁ、なんで留学なんかしちゃったんだろう・・・・」と半ベソかいてましたよね。
でも
でも、なんです。
これが不思議と、それしか見るものがないので、それを見ているうちにですね。
なんと、それがいつのまにか楽しく思えてくるようになるのですよ。
基本的に人は、環境適応能力というのが備わっていると思われ
もうそれしかないんだから、それを受け入れようとあきらめると
おそらく体も脳も順応してくるんでしょうね。
で、日本にいると上達しずらい理由は、その「あきらめの境地」に行くことが難しいということがあると思います。
つまり
「それしか見るものがない、やることがない」という状態を作り出すことが至難の業ということですね。
ということで
「楽しい、楽しくない」
「面白い、面白くない」 の感覚というのは
内容そのものの問題というよりも
その内容(環境)に慣れるか慣れないかが実は大きいということを
覚えておくとよいかなと思います。