こんにちは。アキラです。
だいぶ久しぶりの投稿になってしまいました。
そうなった最大の理由は、もう書くネタが結構尽きたということだったんですけどね^^
ただ、これからはそんなに力まずに、「心と脳」の観点から、週に1~2回のペースで引き続き書いていこうと思っていますので、改めてどうぞよろしくね。
さて、記念すべき復活第1回目ですが、
実は前々から少し気にはなっていたことがあってですね。
それは、僕の本が販売されているAmazonのページ(こちら)に、カスタマーレビューということで、以下の投稿があったんですね。
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簡単に言えば、言葉はコミュニケーション手段でしかないから、こういう場面ではこういう英語表現を使うということを日常の生活の中で数多く経験すれば文法の勉強などしなくても英語は話せるようになる。
苦手意識を持つなということです。
しかし、中学からずっと英語優等生だった人が書いても説得力がないです。
アメリカの大学を卒業して初めて受けたTOEICで満点を取ったなんて聞くと眉唾です。
だって、アメリカ人でさえTOEIC満点を取るのは難しいんですよ。それなりに受験対策しないと。
だからこの著者もTOEIC対策をしたか、それなりの勉強をしたはずです。
アメリカの大学を卒業したくらいで英語がペラペラになるとは思えない。
子供の頃に英語で生活していなければ母語が邪魔してペラペラになることは難しいです。
もし、本当にペラペラだとしたら、相当な勉強をしているはずです。だから眉唾なのです。
NLP信者は少なくないと思いますが、NLPで言語習得できるならこの岩瀬さんにも多言語習得者になってもらいたいものです。
フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ロシア語、中国語、韓国語ぐらいはペラペラになってください。
しかも勉強せずに。それができてから本を書いたなら星5つです。
心理的な側面が邪魔していることは否定しませんが、中途半端にNLPの説明をして英語が話せるなんて書くのはいかがなものでしょうか?
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なんか、読みながら少し悲しくはなったんですけど、でも同時に、「あぁ、たしかにそういう風に思ってもムリはないよなぁ」と思いました。
で、一応ひとつひとつ、誤解を解くというか、この方の見解と僕の見解の違いを書いていきますね。
まず、
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簡単に言えば、言葉はコミュニケーション手段でしかないから、こういう場面ではこういう英語表現を使うということを日常の生活の中で数多く経験すれば文法の勉強などしなくても英語は話せるようになる。
苦手意識を持つなということです。
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これについてですが、ホントウにざっくり言えばそういうことです。
ただ、もう少し厳密に言うと、日本人は、英会話に対する入り方が「理屈(文法・単語) → 感覚(見・聞・話)」になっているんですよね。それを「感覚(見・聞・話)→ 理屈(文法・単語)」という順番にしよう、というのが「アキラ式」なんです。つまり、入り口を「頭」ではなく「心」にしよう、ということですね。
なので、文法・単語をまったく知らなくてもいい、ということでもないんです。ただ、日本人の多くは読み書き主導の教育のため、そちらに思考が極端に偏っているので、敢えて「理屈を捨てる」という、同じく極端な言い方をしてるんですね。日本人は、そのくらいのイメージでいてちょうどいいので。
後は、この方は注目しなかったようですが、「失敗と自己表現を異常に恐れている」という日本人特有のメンタリティというのも、語学習得における非常に大きなブロックになっているんですよね。こちらを外すことも「アキラ式」でとっっっっっっっっっっっっても重視していることです。
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しかし、中学からずっと英語優等生だった人が書いても説得力がないです。
アメリカの大学を卒業して初めて受けたTOEICで満点を取ったなんて聞くと眉唾です。
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僕も、元々は自分が英語を嫌いではなかったので、いろんなところで告白しているように、他の人に英会話の上達法を教えることは僕にはムリだとずっと思ってきました。なぜならずっと、これはいわゆる自分の「才能」だと思っていたからです。でも、違うんです。「才能」ではなく「考え方」が違っていたことが、全てを変えていたんです。そしてその考え方は変えられるのです。
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だって、アメリカ人でさえTOEIC満点を取るのは難しいんですよ。それなりに受験対策しないと。
だからこの著者もTOEIC対策をしたか、それなりの勉強をしたはずです。
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受験対策というのは、いわゆる「テスト形式に慣れる」ということであればやりました。つまり、TOEICのテストとまったく同じ形式の模擬テストを買ってきて、それを2回ほどやりました。ただ、それはあくまで「テスト形式」に慣れるため(あるスポーツをやるためのルールを知るため、みたいな感じですね)であって、TOEICのために新たに文法や単語などを「勉強」をしたワケではありません。
ちなみに、「アメリカ人でさえTOEIC満点を取るのは難しい」って書かれていますけど、それは違います。アメリカ人なら、よっぽどなことがない限り、ほぼ全員満点を取れると思いますよ。そういえば、こないだバイリンガールで有名なチカちゃんがTOEIC受けてましたけど、満点でしたね。つまり「感覚」で英会話をマスターしている人は、満点か、もしくはそれに近い点数を取れるような仕組みになっているんです。大学の受験英語(「理屈」で解かせるもの)などと根本的に異なる仕組みなんですね。
日本人がTOEICが苦手なのは、英語を「感覚(感情)」ベースでやってきていないからです。これは、みなさんのせいではなく、学校英語(=受験英語)の弊害です。僕は、正直、英語については、試験を異常なほどカンタンにしてみんなが満点をとれるようにした方が、よっぽど将来の日本のためになるんじゃないかとホンキで思っています。
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アメリカの大学を卒業したくらいで英語がペラペラになるとは思えない。
子供の頃に英語で生活していなければ母語が邪魔してペラペラになることは難しいです。
もし、本当にペラペラだとしたら、相当な勉強をしているはずです。だから眉唾なのです。
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もうなんか、この時点で、「あぁ、こういうことを言う人が周りにたくさんいたら、英語なんてしゃべれない日本人が増えるよなぁ、、、」と悲しくなりました。
ちなみに、「アメリカの大学を卒業する」ことと「英語がペラペラになる」は、直接的な関係は全くありません。そうではなくて、「アメリカで生活すること」と「英語がペラペラになる」ことに関係性があるんです。
で、僕自身が、アメリカに2年住んでペラペラになったのですから、それが可能だという何よりの証明です。
「子供のころに英語で生活していなければ、母語が邪魔してペラペラになることは難しいです」というのは、別の言い方をすれば「子供のころに英語で生活していなくても、母語の邪魔をかいくぐってペラペラになることは可能」ということでもあるのです。
また、「相当な勉強をしているはずです」とありますが、それは「勉強」ではないんです。そこが大きなポイントです。英語を「学問」と捉えている人は「勉強」という表現を使います。英語を「コミュニケーション」と捉えている人は「勉強」という表現は使いませんし、そんな認識すらありません。
で、要は、
どちらの世界を信じているか、なんです。
信じていることで、行動は変わります。
ただ、それだけです。
この方と僕とは、信じていることが違っていた。
だから、結果が違った。
ただ、それだけなんですよね。
なので、僕は、僕を信じてもらえる人を増やしていき、そっちの方が正しそうだな、もしくは自分に合ってそうだな、と思う割合を増やしていく、つまり、「英会話って、要はココロなんだなー」という考え方が「常識」になるようにしていきたいと思っているんです。
その時、日本は大きく変わることになると思ってます。
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NLP信者は少なくないと思いますが、NLPで言語習得できるならこの岩瀬さんにも多言語習得者になってもらいたいものです。
フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ロシア語、中国語、韓国語ぐらいはペラペラになってください。
しかも勉強せずに。それができてから本を書いたなら星5つです。
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僕は、「アキラ式」のアプローチで他の言葉をペラペラになる自信も確信ももちろんあります。ただ、ひとつ難点があるとしたら、他の言語は、日本で見られるコンテンツが乏しいのです。英語(アメリカ英語)の場合は、Youtubeにしても、ドラマや映画にしても、あふれるほどにコンテンツがありますよね。なので、僕は「英会話」に特化してるんですね。
後は、英語に関しては、日本人はみな一応中学生の時点で最低限の文法と単語は知っているんです。それって大きいですよ。「ありがとう」が「サンキュー」というのを知らない人はいないですけど、スペイン語で「ありがとう」を知っている人ってなったら、急激に減りますもんね。(ちなみにそれは「グラシアス」です)
だから、日本人は、自分が思っているよりもはるかに、英語に関する文法と単語のベースの知識はもうあるんです。大事なのは、それを「どうやって」広げていくか、なのです。それを、従来の「勉強・暗記」スタイル(左脳)でやるのか「コミュニケーション・感覚」スタイル(右脳=アキラ式)でやるのか、その違いです。
一見、「左脳」の方がわかりやすいので飛びつきたくなりますが、実際に最終的に圧倒的なパワーで左脳を引き離すのが「右脳」なのです。「左脳」の重要性がゼロとは言わないですが、「右脳」を使わない限り、ホントウの意味で「自由に楽しく話す」という状態になるのは難しいでしょう。
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心理的な側面が邪魔していることは否定しませんが、中途半端にNLPの説明をして英語が話せるなんて書くのはいかがなものでしょうか?
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さすがに ”NLPだけ” で英語をしゃべれるようになる、とは言っていません。その証拠に、具体的に何をやったらいいかもちゃんと本には書いていますからね。ただ、大元のスタンスというか、考え方、思い込み、前提を、多くの日本人は変えないといけないっていうことに気づいてもらうために、「NLP」の話をしているんです。
僕はこれまで、学校や外資系企業の中での日本人の現状を見てきましたが、やはり「根底の考え方のズレ」が、日本人が英会話ができない一番の問題だと思っています。
なので、今後も、その「根底の考え方のズレ」に気づいて、そこから変えていけるような人をどんどん増やしていけたらなと思っています。
そういう意味でも、7月28日(金)に渋谷の大ホールにて開催する僕の講演会(700人規模)には、ぜひこの「ココロのアプローチによる英会話上達法」に興味がある人に足を運んでもらえたらと思っています。
社会人の方はもちろん、学生さん、子供がいる親御さん、教育関係者の方々にも、ぜひ話を聞いていただきたいですし、今回の方のような、いろんな疑問・質問もぶつけてもらえたらと思っています。
講演会についてくわしくは、こちらのページをご覧ください。