こんにちは。アキラです。
今日紹介する動画は、アメリカで非常に人気がある作家のサイモン・シネックが、「ビジョン」と「目標」の違いを語ったものです。
サイモン・シネックは、エレメント人種で言うと「てんびん座(風成人)」×「うお座(水超人)」なのですが
そんな彼らしさがまさに表れている内容となっています。
まずは、その動画と翻訳をご覧ください。
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So, people are always talking about “Visions” and “Missions” and all the stuff
人はみな「ビジョン」や「ミッション」といったことをいつも語ります。
And when people ask me like “what example should I look to”, “what company should I…” , and I’m like,
そしてみな私に「何を参考にしたらいいですか」とか「どの会社を・・・」と聞いてくるのですが、私はこう答えます。
“Here’s an organization with a “Vision”, a “Cause” – it was founded with a cause – it’s an entrepreneurial venture,
「『ビジョン』、つまり『主義』をもったある組織、ベンチャー企業がここにある。
America is an experiment where bunch of people got together and decided we needed to start out our own country, because there were certain obstacles that were getting in the way of the vision that we had of a better kind of country.
「アメリカ」という国は、「より良い国を創る」というビジョンの前に立ちはだかる障害を乗り越えるために、新しい国を自分たちで立ち上げるしかないと決めた人たちによって、実験的に創られたものだ。
And they stated it right out of the beginning – ” All men are created equal, endowed with these unalienable rights amongst of which includes life, liberty, and pursuit of happiness.”
そしてその創設時に「人は皆、生まれながらにして平等であり、生命、自由、幸せの追求を含む、決して奪われることのない権利を与えられている」という言葉を掲げた。
And it’s not a competitive statement like ” To be the best! ” or ” To be the most respected! ” – that’s not what it was.
そしてその言葉は、「一番になる!」とか「最も尊敬される存在になる!」と言った競争的なものではなかった。
And I’m amazed how many companies start their “Visions” and “Missions” with those terribly ego-centric language.
私は、非常に多くの会社がそういった「エゴ丸出し」なビジョンやミッションを掲げてスタートしていることに驚かされる。
It was an “ideal”.
それは「理想」だったのだ。
And amazing thing is, we’ve been good at it and bad at it in our history, but it’s endured for 240+ years, because we fundamentally believed that we are at our best when we are pursuing that
この国の歴史において、私たちはその「理想」をうまく満たせる時もあったし、そうではない時もあったけれども、私が素晴らしいと感じるのは、何にせよ240年以上その理想を掲げ続けて来たことです。そして、それを出来たのは、私たちがその理想を追い求めている時こそ、私たちが最も良い状態であると根底で信じてきたからです。
But it is an “ideal” – we will never actually achieve “All people are equal”, but we’ll die trying. And that’s the point.
しかしあくまでそれは「理想」です。私たちは「全ての人は平等である」という状態を実際に成し遂げることはできないでしょう。しかし、私たちはそれを成し遂げることに命を掛けるのです。そしてそれこそ、一番大事なことなんです。
And it’s same for a company, which is the true “Vision” inside the company is something that has nothing to do with your product, it is an “ideal” to which you will attempt to build in advance that ideal through your company with your product,
そして、それは会社においても同じことです。会社における本当の「ビジョン」というものは、その会社が扱う商品とは何の関係もないけれども、その商品を扱う会社を通じて創り上げようとする「理想」のことなのです。
you’ll never achieve the “ideal” but you’ll die trying, and this is what gives our work “meaning”.
会社はその「理想」の状態を達成することはないけれども、そのために命を懸ける。それこそが、あなたの仕事に「意味」を与えるのです。
This is what gives our lives “purpose”.
これが、私たちの生命に「目的」を与えるのです。
Difference between “Vision” and “Goal” is a finish line.
「ビジョン」と「目標」の違いとは、ゴールラインです。
A “Goal” is 26.2 miles. You can simply count the metrics, and know when you’ve completed your goal.
「目標」とは、26.2マイル(といった形式で表すことができるもの)です。単純に数値を数えることができ、その目標を達成したことを認識できるものです。
A “Vision” is having a crystal clear sense of what the finish line looks like, but no idea how far away it is.
「ビジョン」とは、ゴールラインがどのようなものか明確なイメージを持ちながらも、それがどのくらい先にあるのかは全くわからないというものです。
And the reality is you spend entire life never actually crossing the finish line, but the “joy” that every marathon you complete, you feel like you are getting closer.
そして実際には、あなたは一生かけてもそのゴールラインを越えることはありません。しかし、あなたが1つ1つのマラソンを走り切るたびに、その「ビジョン」に近づいているという「悦び」を味わうことができる。
Every milestone you accomplish makes you feel you are getting closer and closer to the “ideal”,
1つ1つの節目を達成するたびに、あなたは「理想」に一歩一歩近づいていることを感じることができる。
and this is what gives our lives and works “meaning”.
それが、あなたの人生と仕事に「意味」を与えてくれるのだ。
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いかがでしたか?
ちなみにこのサイモン・シネックのエレメント人種は、風成人(てんびん座)× 水超人(うお座)ということでしたが
どちらの星座にも共通している、非常に重要なキーワードがあります。
それが
「理想」
です。
てんびん座は、誰が見ても「美しい」と感じる究極の「美」「調和」というものを求めます。
うお座は、いわゆる「夢想」に近い「究極の理想」というものを求めます。
彼がこの短いインタビューの中で
まさしく、彼にとって最も大事な価値観である「理想」という言葉を何度も使っています。
そして、水超人(うお座)×火原人(おひつじ座)の私にも
それは同じように響いたんですね。
火原人(おひつじ座)は、「挑戦する」が重要な価値観ですから
「叶わないかもしれない壮大な『理想』に向けて『挑戦する』」という言葉は
とても心に響くんです。
「エレメント人種論」を使うと、こういった形で言葉に表れるその人の「価値観」が浮かび上がるのが、とても面白いですし
自分に心に響く著名人を探す時に、ぜひ活用してほしいと思います。