こんにちは。
岩瀬 晃 です。
僕は22歳から2年間、アメリカに留学しました。
「アメリカ留学」と書くと、とてもカッコイイ響きで、お金にも余裕があったんだろうと聞こえるかもしれませんが、
実情は全然そういうことではなく、
実は大学3年の終わりから始めた就職活動で、まったく内定をとることができず
僕が親に頭を下げて「留年させてください」ってお願いしたんですね。
そうしたら、それを見ていた叔父が、「お金を貸してあげるから、留学しなさい」と薦めてくれて
それで、もう勉強するのがイヤだった僕は一度その話を断ったんですけど
でも、冷静に考えて、単に「留年」だけして翌年就職がまたできる可能性などあり得ないと悟り
しぶしぶ留学をすることになったという
メチャクチャ後ろ向きな理由だったんですよね。
そんな感じでスタートした留学生活でしたが、
まーーーー、最初はミジメなものでしたよ、本当に。
僕が行ったコロラド州は、アメリカのほぼど真ん中に位置する、いわゆる「田舎」の地域で
日本人がホントにいないところだったんですよね。
なので、精神的にたるみまくってた僕は、あっという間にホームシックにかかり
毎晩ホームステイ先の家のベランダで夜空を体育座りで眺めながら
「あぁーーーー早く日本に帰りたいよーーーーー」 ToT
と文字通り半ベソをかいてるような状態でした。
でも、人間というのは環境適応能力があるのか
半年過ぎたあたりから、徐々にアメリカでの生活に慣れてきて、以前のようなどうしようもないホームシック状態からは抜け出ることができました。
そして2年間の留学生活を終えて日本に帰るころには、逆にアメリカの方が良くて日本に帰るのがイヤだなくらいに変化している自分がいました。
で
それもあって、僕が今やっている「ペラペラ英会話セミナー」も生まれ、日本の皆さんが日本にいながらにして英語がペラペラになる秘訣を伝えることができるようになった訳ですが
僕が今でも強く思う、「留学して、一番よかったこと」は
実は「英語がペラペラになれたこと」ではないんです。
なぜなら、それは日本にいても達成不可能なことではないからです。
でも、それよりも何よりも、本当にありがたいというか、貴重だったというか、何物にも代えられないことだなと思うことが
日本とは違う価値観を体験し、それを自分の一部にすることができた
ということなんです。
そして、僕は、もし「世界平和」というものが達成可能なものであるとするなら、
全ての人が違う国や文化、そしてその価値観を認め受け入れることで
同時に自分の国や文化、価値観を客観的に見ることができるようになり
その価値観の違いを、争いの原因にするのではなく、
自分の価値観の広がり、豊かさとして楽しむということができるようになること
なのではないかと思うんですね。
例えば今テレビを通じていろんな国の報道などを見ることがあると思います。
旅行をすることもあると思います。
でも、そこから得られる情報というのは、本当に偏ったものです。
むしろ現実の姿とは異なるものが多いような気がします。
そういう偏った情報で洗脳されると、いざ国同士の紛争が起きたり、利権の争いが起きた時に
どうしても「相手が悪い」という排他的な考えや行動を人は起こしてしまいがちだと思うんです。
もしあなたが大好きな友達や恩人が外国にできたとして
その人達の命が戦争で危ぶまれる、何らかの利権争いで生活が困るような事態が起きるとしたら
あなたはそれに対してどんな行動をとるでしょうか。
見て見ぬフリができるでしょうか。
そして、それと全く同じように、
海外の人たちにもっと日本のことを知ってもらえたら
日本が、そして私たち日本人がもっと安全に生活することができるようになると思うのです。
残念ながら日本は、私たちが思っているほど海外では重要視されていません。
まだまだ存在感が薄いのです。
そしてこれは同時に、さきほど書いた理由でとても怖い状態であるとも言えます。
僕は留学を通して、そういった考え方ができるようになったこと
国にはそれぞれ独自の事情があり、文化があり、そしてそこにはふつうに幸せを求めて日々生きているふつうの人達が住んでいるという当たり前のこと
そしてそれを知ることで、日本と言う国を、文化を、人を、もっと客観的に捉えられるようになったこと
それを自分の価値観の一部にできたことが
何よりも一番大きな収穫だったと思っています。
なので、僕は将来的には、経済的に調整がつけば
また違う文化圏に一年間住んでみたいと思っています。
特に、自分がよく知らず、あまり良い印象を抱いていないところがいいんじゃないかなと思っています。
そういう先入観(偏った思い込み)を、ひとりひとりの人間がなくしていくことが
世界平和にも一番有効な気がするし
最終的には自分の幸せにもつながると思うのです。
僕が作った「ペラペラ英会話セミナー」の裏には
実はそういう想いがあるんですよね。
英会話を、ただ「仕事で必要だから」「やらないとこれからやっていけないから」
という後ろ向きな、義務的な考えで捉えるのではなく
日本という国と価値観をもっと知ってもらうこと
海外の本当の姿や価値観をもっと知って自分の幸せの幅を広げること
そのために
英語ペラペラになりたい
そんな風に捉えてもらえたら
僕はこのセミナーを作った甲斐があるし
そしてそういう人こそ僕は
本当に「英語ペラペラ」になれると思っています。
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