「エレメント経済圏」構想

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【目的】

「お金至上主義」の資本主義経済から、「豊かさ至上主義」の才能共有(ギフトシェア)主義経済への「現実的な」移行を促進すること

 

【構想サマリ】

・新通貨「エレメント」は、従来のお金の3機能(①価値の尺度 ②価値の交換 ③価値の保存)のうち、②交換と③保存の機能がありません。言い方を変えれば、この新経済圏においては、すべての消費者が事実上無尽蔵に「お金」を所有していることになり、その結果、提供されるすべてのモノやサービスも事実上「無料」となります。

・従来の経済で言うところの「支払い」は、モノやサービスを受け取った「後に」、その価値(=得られた幸せ)に見合った金額(エレメント)を消費者が供給者に支払う(記録する)ことで発生します。

・消費者によって支払われた「エレメント」の額は、いわゆるAmazonや食べログにおける「評価」と同じように、その経済圏の内外の人々に共有されます。この金額の大きさ、お客様の数、客単価の大きさなどが、モノやサービスを供給する側にとっての主なモチベーション(価値)となります。

・この新経済圏は、従来の資本主義経済圏と共存が可能です。

 

 

【背景・解説】

<目次>

1.従来の「資本主義経済」の致命的な欠陥とは?

2.「資本主義経済」から新しい経済へ

3.「お金」が無尽蔵にある世界とは?

4.「お金」が無尽蔵にある世界が成立するための条件

5.「お金」が無尽蔵にある世界の具体像

6.従来の経済システムとも共存ができる理由

7.新経済圏を作りたいホントウの理由

 

 

「資本主義経済」の致命的な欠陥とは?

 

資本主義経済は、いわゆる社会インフラの整備や、物質的な欲求を満たすことが主要目的の世界においては大きな効果を発揮しました。つまり、「お金」という「圧倒的な力(=資本)」を持つものが、その力を使って大量の労働力を雇い、世の中に必要な「モノ」を生産し提供することで成り立っていた世界です。

この資本主義は、いわゆる「神の見えざる手」によって、自律的に成長する(=価値の需要と供給が起こり続ける)仕組みだったので、非常に完成度の高い経済システムに見えました。

 

しかし、そこには唯一の欠点がありました。

その欠点とは、本来は「手段」でしかなかったはずの「お金」が、「目的」にすり替わってしまったということです。

 

実際、資本主義社会においては、まさにその名の通り「資本(=お金)」が最も力を持っています。ですから、俗に言う「お金さえあれば幸せになれる」という考えをたくさんの人が持ちやすい世界になってしまったのです。

しかし、労働力層にお金がたくさん渡りすぎると、資本家が求めている「労働」を手に入れることができなくなるので、ニンジンをぶら下げられた馬のごとく、常に「お金が十分にはない」という、いわゆる「飢えた」状態に労働力層をキープする必要がありました。

ですから、物質的には豊かになっているにも関わらず、心のどこかではいつでも「お金がなくなったら生活できなくなる」もしくは「お金がないと社会(他人)から承認されない」という「恐れ」(幻想)を抱かされて生きる人が大半を占めていた、ということになります。

 

 

「資本主義経済」から新しい経済へ

 

しかし、21世紀に入ったあたりから、信じられないほどに圧倒的な技術発展を遂げた現代社会においては、もはや「資本家」たちは、従来のような「人的労働力」をたくさん確保する必要がなくなってきています。

なぜなら、ほぼ全てのことが「テクノロジー」で実現できるようになってきているからです。

このあたりについては、「AI(人工知能)」によって既存の仕事がなくなる、というような話を聞いたことがある方もたくさんいらっしゃると思います。

 

となると、これからの社会では、働く人間(供給側の人間)よりも、モノやサービスを消費する人間(需要側の人間)の方が必要な時代になってきているのです。

しかし、「お金」(=ない)の恐怖に洗脳された人たちは、できるだけ消費活動をしないようになってきています。

それがまさに今、特に日本が陥っている状況です。

 

この状況を打破するために必要なことは何でしょうか?

 

それはズバリ、資本主義経済における「王様」であった「お金」を無くすこと、です。

厳密に言うと、「お金そのものが持ってしまった過剰な力を無効化する = すべての人がお金をいつでも好きなだけ持てる状態にすること」です。

つまり、「資本主義経済」から、新しい経済体制に移行すること、なのです。

 

 

「お金」が無尽蔵にある世界とは?

 

「全ての人がお金を好きなだけ持てる」と言われても、ピンと来ない方が多いかもしれません。

それは無理もありません。「お金」とは、自分が生み出した(=頑張って働いた)「価値」の対価として、会社やお客様から受け取るものだと教えられてきましたからね。

 

しかし、実は私たちは「ただ生きている」時点で、既に社会に対して一定の「価値」を生み出しています。

例えば、どんなスーパースターでも、観客が一人もいなければ、その人は達成感や満足感を味わうことはできませんよね?

例えば、どんなに素晴らしい野菜を作る農家さんでも、その野菜を食べてくれる人がいなければ、その人は達成感や満足感を味わうことはありませんよね?

 

つまり、価値というものは、提供(供給)する人だけでなく、消費(需要)する人もいるから成立しているのです。

そういう意味においては、それぞれの人が自分がやりたいことをやりながら、その中で需要と供給が満たされる関係が成立しているならば、お金があるかないかということは、本来はどうでもいい話なのです。

 

ですから、「お金が無尽蔵にある=お金そのものには価値がない世界」というのは、これだけモノが溢れ、かつテクノロジーが発展した現代社会においては、実はそれほど常軌を逸した話ではなく、むしろ自然な話なのです。

しかし、だからといってただ単に「お金」を無くすだけでは、資本主義経済の時のように、勝手に経済が自律的に循環・成長しません

 

それはなぜでしょうか?

 

 

「お金」が無尽蔵にある世界が成立するための条件

 

それは、人間にはそれぞれ、以下の4つの精神的欲求がある(世界No.1ライフコーチ アンソニー・ロビンズが提唱)からです。

 

● 確実性・安心感(Certainty/Comfort)

● 意外性・真新しさ(Uncertainty/Variety)

● 賞賛・自尊心(Significance/Uniqueness)

● つながり・愛(Connection/Love)

 

「お金」が事実上存在しない経済圏において、この4つの欲求がサービス提供者側と消費者側で満たされることがないと、全体として自律的には機能しない(その経済圏に参加する「モチベーション」が持続しない)ということです。

 

その中でも特に大きいのが「賞賛・自尊心の欲求」「つながり・愛の欲求」です。

 

そして実はこの2つの欲求こそが、資本主義経済における「お金」の存在をゆがめてしまった張本人なのです。

いわゆる「お金さえあれば、人からの評価と愛が手に入る」という誤った考え方をはびこらせてしまったのですね。

その発想が、お金に起因した犯罪や殺人を生み、そこまで行かずとも、道徳的に外れた行為(ほぼ人を騙してモノやサービスを高く売りつける行為や、お金がお金を生む金融工学のような「実体のない」経済世界の創造)を助長してきたのです。

 

ただ、逆を言えば、この2つの欲求が「他の方法で」満たされるような新しい経済圏を作れば、資本主義経済からの移行はスムーズに達成されるとも言えます。

では、どうすればそれは可能になるのでしょうか?

 

その方法が

 

「消費者からサービス提供者に支払われた(評価された)額が記録され、全体に共有(可視化)される」

 

という仕組みです。

 

 

「お金」が無尽蔵にある世界の具体像

 

具体的には、このようなイメージです。

 

この新経済圏においては、あるモノやサービスを手に入れる時に、「価格」というものが存在しません。その代わり、そのモノやサービスを購入(利用)した際に、消費者側がそこから得られた「価値(幸せ度)」に応じて「価格」(=評価)を後からつけます。

この「評価」は、例えばアマゾンや食べログなどでは「星」の数(0~5)でなされますが、この新しい経済圏においては、従来と同じように「金額(ただし単位は「エレメント」)」で評価されます。

つまりは、お客様が「自分にとってこれはこれだけの価値があったと思う」と判断し、評価する(=支払う)ということです。

 

これによって、サービスを提供する側も消費する側も、「自尊心・賞賛」と「つながり・愛」を「数値」でいつでも確認(体感)でき、共有もできるということです。

 

 

また、この「評価」(支払い)をする際に、「自分のどの欲求が満たされたか」を「エレメント」で記録することで、サービス提供者および他の消費者の参考となるようにすると、より面白くなるのではと思っています。

 

● 確実性・安心感(地のエレメント

● 意外性・真新しさ(風のエレメント

● 賞賛・自尊心(火のエレメント

● つながり・愛(水のエレメント

 

 

従来の経済システムとも共存できる理由

 

この新経済圏は、従来の経済システム(資本主義経済)と共存できます。

 

(例1:大金持ちの人)

例えば、お金だけはたくさん持っているものの、賞賛されたり、人とのつながりを感じられない人がいるとします。または、社会貢献をしたいと思っているが、単なる寄付をするのもつまらないと感じている人がいるとします。

その場合、この新経済圏において、「やりたいことがある人を応援する」という、いわゆるベンチャーキャピタルのような立場で、「お金」そのものを「モノ・サービス」として販売(提供)することで、その提供を受けた消費者側が、それに対する「評価」を「支払う」ことが可能です。

これによって、この大金持ちの方は、自分の「お金」をダイレクトに「賞賛・自尊心の欲求」や「つながり・愛の欲求」に変換できるだけでなく、その事実が記録され、全ての人に共有することも可能になります。

 

(例2:モノを販売している人)

例えば、ある商品を有料で販売している店舗があるとします。

この店は、商品には自信があるのですが、告知がなかなかうまく行かず、なかなか売れません。

そこで、この新経済圏専用の商品を開発・製造し、販売します。

当然、それは事実上「無料」となりますが、お客様はそれに対して「評価」という「対価」を支払ってくれますので、その「評価」がそのお店にとっての「告知」となります。

 

(例3:サービスを提供している人)

例えば、ある無形サービスを有料で提供している人がいるとします。

そのサービスを提供できる枠(時間)が決まっている場合、例えばそのうちの10%をこの新経済圏向けに提供します。

それによって、結果的に新規利用者と評価が増え、サービスの認知がさらに多くの人に広がります。

 

 

新経済圏を作りたいホントウの理由

 

この新しい経済圏を作りたい理由は、「与えることで、返ってくる」という純粋なエネルギー交換の宇宙法則が実現された状態を、テクノロジーが十分に進んだ現在の世界において見てみたいという想いです。

 

これだけ物質的に豊かになったにも関わらず、こんなにも精神的に不安や不満を感じている人がいること自体、冷静に考えてみたら「異常事態」ではないかと思います。

そしてその「異常事態」の責任の大半は、個人的には「資本主義経済」にあると考えています。

すなわち、もう十分に「ある」にもかかわらず、あたかも「ない」かのように洗脳されてしまった世界です。

 

しかし、その状態は、テクノロジーが十分に進んだ今ならば、私たちの手で変えられます。

 

たくさんのお金を持っている少数の人たちが権力を持って、世の中をコントロールしているように思いがちですが

その人たちも、残り大勢の私たちがいるからこそ、存在できていることを忘れてはいけません。

残り大勢の私たちがいなければ、「お金をたくさん持っていること」「権力を持っていること」など、何の意味もないのです。

 

これまでの「資本主義経済」という一極集中の世界から

本来の「愛と豊かさ」をみんなで共有できる新しい経済システムへの移行を、私たち自身の手で実現していきましょう!

 

 

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