前回は、「太陽」と「月」の関係性についてお話ししました。
● 太陽 = 外側の自分
● 月 = 内側の自分
この「2人の自分」をうまく活かしていくことが、「自分らしい幸せ」を手に入れる上でのカギを握っているというお話でしたね。
そして、今回は、いよいよメインディッシュとも言える、各星座(エレメント人種)の特徴についてお話していきます。
私が最初に占星術の世界を知って、夢中に学び始めた頃は
まだ、各星座についてバラバラに知識を深めていたんですね。
「うお座はこういう性質なんだ、なるほど。おひつじ座はこういうキャラなのか、なるほど。」
といったように。
しかし、学んでいるうちに
各星座というのは、個別にバラバラに存在しているのではなく
全てが関係性を持って存在していて、その結果「全体」が成り立っている
ということに気づいたんです。
そして、その関係性をシンプルに理解するための2つの要素が
①「エレメント(エネルギー気質)」
②「精神ステージ(視点)」
です。
ちなみに、これらは元々西洋占星術にある概念なので、私が新しく発見したものではないのですが
この2つさえ押さえれば、各星座の特徴を誰でもカンタンに理解できると思ったので
「エレメント人種論」というものを作ったのです。
まずは 「エレメント」 について説明します。
エレメント(Element)という言葉を辞書で調べると、いろいろと定義が出てくるのですが
その中の一つに
「古代の自然哲学者らが自然界を構成していると信じた、四大元素のこと」
と書かれています。
そして、それらは何かというと
「火」「地」「風」「水」
です。
そして、それぞれのエネルギーが表しているもの(本能的な役目・欲求)は
以下のようなイメージです。
「火」が、未開の地を「開拓」し
「地」が、そこに土台となるものを「建設」し
「風」が、そこにある全てのものを「調和」させ
「水」が、そこにいる全てのものを「融合」する
つまり
「火」→「地」→「風」→「水」
というサイクルが成り立っているのがわかりますよね。
そして、その本能的な役目・欲求に応じた各エレメントの性質(気質)というのが以下の通りです。
「火」= 情熱、創造、開拓
「地」= 五感、具現、安定
「風」= 論理、客観、交流
「水」= 感情、想像、融合
これらの気質を、いわゆる「エネルギーの方向性」で表すと
以下のようになります。
ご覧いただくとわかるように、それぞれの矢印の向きはバラバラですが
それぞれの矢印のエネルギーが同じ大きさである状態が
全体のエネルギーのバランスが最も取れた状態になることがわかりますよね。
そして
この4つのエレメントですが
12星座の先頭である「おひつじ座」からスタートして
12星座の最後である「うお座」に至るまで
先程の順番通りに、当てはまっているんです。
おひつじ座=火
おうし座=地
ふたご座=風
かに座=水
しし座=火
おとめ座=地
てんびん座=風
さそり座=水
いて座=火
やぎ座=地
みずがめ座=風
うお座=水
この法則を最初に見つけた人、スゴすぎると思いませんか?
私は最初にこの法則を知った時、トリハダが立ちました。
そして
このエレメントの話だけでもすごいのですが
そこに、もう一つ加わることによって
各星座の特徴というのが、より一層鮮明になるんです。
それが
「精神ステージ(視点)」
です。
これは何かというと
おひつじ座を起点にして、うお座に至るまでの12星座の特徴というのが
人間(魂)の一生の流れに沿っているのです。
これも、最初に知った時にはトリハダものでしたね。
そして、この「精神ステージ」の法則を、誰でも覚えられるようにシンプルに表現できないかと考えていたところ
ふと、降りてきたのが
「原人」 「成人」 「超人」
という分類だったんです。
おひつじ座~かに座までは幼少期で、「自分自身」がメインの関心事なので、「原人」。
しし座~さそり座までは若年から中年期で、「人との関わり」がメインの関心事なので、「成人」。
いて座~うお座までは壮年から老年期で、「普遍性」がメインの関心事なので、「超人」。
このように分類したら、とてもわかりやすくなったのと
ちょうど、その中で「火」「地」「風」「水」という4つのエレメントに分かれるので
以下のようにちょうどキレイに「エレメント人種論」というものが完成したのです。
おひつじ座 = 火原人
おうし座 = 地原人
ふたご座 = 風原人
かに座 = 水原人
しし座 = 火成人
おとめ座 = 地成人
てんびん座 = 風成人
さそり座 = 水成人
いて座 = 火超人
やぎ座 = 地超人
みずがめ座 = 風超人
うお座 = 水超人
これによって
星座のことを知らない人でも
2つの性質の組み合わせによって
その特徴がわかりやすくなりました。
例えば
「火超人」(いて座)であれば
普遍性を求めて(超人)、開拓していく(火)人
「風成人」(てんびん座)であれば
人との関わり(成人)を通じて、客観的に見る(風)人
といった具合ですね。
そして、さらに
前回お話ししたような「太陽星座」(外側の自分)と「月星座」(内側の自分)という組み合わせを加えることで
自分自身や、相手がどのような人なのかが、瞬時にある程度把握できるようになるのです。
このように 自分や相手の「本質」すなわち「天賦の才」をシンプルに理解し、共有できること。
これこそが、「エレメント人種論」の最大の魅力であり、私がこれを広めたいと思う最大の理由なのです。