エレメント式とは

人が、何かしら望ましい結果を出すために必要なことは、以下のシンプルな方程式で表すことができます。

 

それは

「量」×「質」=「結果」

です。

 

「量」とは、行動した「時間」や「回数(頻度)」を指します。

「質」とは、その行動をするたびに、どれほどの結果(効果)を出すことができているかを指します。

この掛け算の合算が所定の水準を超えた時、人は望む結果を手に入れることになります。

 

ですから、人が望む結果を出すために重要なことは

行動の「量」と「質」を、どうすれば最も効率よく最大化できるか?

に対する答えを見つけることです。

 

そして、これまでの日本では一般的に

量については「根性論」

質については「偉い人の考え方」

採用されがちでした。

 

しかし、それらはもはや完全に時代遅れです。

その証拠に、「英会話」というジャンルでは、これだけの長年需要があるにも関わらず、いまだに自信を持って英語をしゃべれる日本人は数えるほどしかいません。

それがある一つのやり方・考え方で、全ての人がうまくいくことはない」ということの何よりの証明です。

 

では、行動の「量」と「質」を上げて、望む結果を手に入れるための「本質的な」解決法は何なのでしょうか?

 

そのキーワードは

「自分らしさ」

です。

 

具体的には

量 = 自分らしさが満たされる「モチベーション」

質 = 自分らしさが引き出される「アプローチ」

です。

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モチベーションを決めているもの

 

「モチベーション」というと、「気合い」とか「情熱」みたいに取られる場合もあるかもしれませんが、正しくは「動機」です。

あらゆる「行動」の裏には、必ず「動機」があります。

したがって、自分や相手の「行動」を変えたいと思うなら

自分と相手の「動機」が何かを理解しておくことがとても重要だということです。

 

では、私たちの「動機」を決めているものは、一体何なのでしょうか?

 

それが

「価値観」

です。

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「価値観」とはその名の通り、どういったものに「価値」を感じるか、自分にとって何が「大事」だと思っているか、ですね。

つまり人は、自分の「価値観」が満たされる状態にいると「快楽」を感じ、自分の「価値観」が満たされない状態にいると「苦痛」を感じる、ということになります。

その結果、ある行動を起こしたり、逆に起こさないようにしたりするワケです。

 

しかし、ここで厄介なのが、この「価値観」を自分で「客観的に」認識することは難しいということです。

その理由は2つあります。

 

① 自分にとってアタリマエ(無意識)過ぎて気づけない

② 他人(親・社会)の価値観で上書きされて気づけない

 

これが、自分や相手を望む結果へと導きづらくなっている理由です。

 

では、このつかみどころがない「価値観」というものを「客観的」に把握する方法はあるのでしょうか?

そこで非常に役立つのが

「エレメント人種論」です。

 

「エレメント人種論」とは

 

「エレメント人種論」とは、人が生まれ持った性質(本質)を、設問票の回答結果を分析するといった曖昧な方法ではなく、西洋占星術をベースに「生年月日」から瞬時に判定できるシンプルな分類法​です。

分類は3つの軸から成り立っています。

 

① 「理性​ (=外向き/理性の自分)​ 」と「本性​(=内向き/感情の自分)​」

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② 「エレメント」(=エネルギー気質)

火=情熱・衝動、 地=堅実・安定、 風=情報・客観、 水=感情・想像

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③ 「精神ステージ」(=世界観)

原人 = 自分(純度)重視、 成人 = 他人(関係)重視、 超人 = 真理(高次)重視

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この3つの組み合わせによって、自分や相手が「生まれ持った本来の価値観」(=本質)がシンプル にわかるというものです。

 

通常のコーチやカウンセリングは様々なテクニックに基づいて質問をクライアントに投げかけ、それを何度も繰り返して問題の解決を行っていきます。

一方、エレメント式では相手の「本来の価値感(本質)」に基づいたアプローチができるので、その人が心の奥底で求めている答えを圧倒的に早く確実に見つけ、自発的に行動したくなるように自然と相手を導くことができるのです。

 

生まれ持った「才能」を活かす

 

次に、行動の「質」を上げるために必要な「自分が生まれ持った才能」について見ていきましょう。

全ての人には、「生まれ持った才能」があります。

 

「才能」と言うと、世間的には「英語をしゃべれる」や「ピアノを弾ける」や「数学が得意」といったことを指していると思われがちですが、実はそれは「才能」(Talent)ではなく「技能」(Skill)です。

人がある「技能」を身につけるために、無意識レベルで使っている能力が「才能」なのです。

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例えば「同じことをコツコツ繰り返す」というのは、「才能」です。

それとは逆に、「いろんなことに興味を持ち、同時並行で処理できる」というのも、「才能」です。

 

しかし、こういったレベルでの「才能」を、先程触れた「価値観」同様、本人は気づけていないことが多いのです。

なぜならば、それは「持って生まれた」ものであるがゆえに、自分にとっては「アタリマエ」過ぎて「才能」だと客観的に認識できないからです。

 

ちなみに、私が「英語ペラペラ」の状態になれたのは、当時は無意識ではありましたが、私自身が持って生まれた才能をフルに活かしていたからです。

私の「生まれ持った才能」は何かというと、

 

・あるがままを吸収する力

・伸びやかな感性

・瞬発力

・挑戦力

・負けず嫌い

 

といったものです。

 

つまり、私の場合は、理屈を学ぶよりも、とにかく直接いろんな人に声をかけて「話す」という場数を踏む方が、もっとも自分の才能を活かせる「やり方」だったということですね。

 

そして、もうお分かりと思いますが、私がやった「やり方」をそのまま別の人が採用することで、同じように「結果」を出せるワケではないのです。

人にはそれぞれ個別の「生まれ持った才能」がありますから、それを活用することが、結果を最もラクに出す、つまり行動の「質」を上げるために不可欠なのです。

 

では、その「生まれ持った才能」はどうすれば見つかるのでしょうか?

実は、その答えを見つけるのに役立つのも、先程と同じ「エレメント人種論」なのです。

つまり、たった1つのツールを使うことで、望む結果を生み出す2つのカギ(=内なるモチベーション + 才能が活かされるやり方)を同時に手に入れることができる、ということなのです。

 

そして、ここまでの話をまとめて一言で言うならば

「本来の自分らしさ」をフルに活かせば、最も早く、最も楽しく、最も確実に、望む結果を出すことができる

ということであり、それこそがまさに「エレメント式」というアプローチの真髄なのです。