こんにちは。
岩瀬 晃です。
僕が開発した「ペラペラ英会話セミナー」ですが、謳い文句として
「努力をやめれば、あなたもペラペラになれる」
と書いています。
一見、バカにしたような、うさんくさいような、そんな言葉に見えるかもしれませんね。
でも、残念ながらというか、幸いにと言うか、これが真実だと僕は思っています。
思っていますというレベルではなく、そうであるという確信を持っています。
「努力」の定義が難しいところですが、いわゆる「がんばる」というやつですよね。
「勉強」に近いニュアンスだと思ってもらえればと思います。
通常、語学を覚えるとなると、単語や文法を覚えるというところから入りますよね。
それは読み書きに関しては間違いないと思います。
でも、話す・聞くに関して言うなら、それらは往々にして逆効果になってしまうんです。
読み・書きを「理屈」の世界とするなら
話す・聞くは「感覚」の世界です。
そして、私たちは学校教育を通じて、「理屈」の世界にどっぷりとハマっていた訳です。
その延長線上で、話す・聞くを捉えてしまうと
頭の中で文法と単語を必死に組み合わせて、それらを間違えないように発音してしゃべるということになりますが、
この方法では、おそらく会話しても5分くらいで頭がオーバーヒートして疲れてしまうでしょう。
そもそも会話を楽しむ以前に、いかに間違えないかの方が神経が削がれてしまうのではないでしょうか。
英語ペラペラ、というか、外国語全般でペラペラになるコツは
その「理屈」の世界から、「感覚」の世界に頭を切り替えることです。
「感覚」の世界とは何かと言えば
「なんとなく」の世界です。
「なんとなく」の世界とは
「自分の脳に全てをゆだねる」世界です。
実際のところ人間の脳は、理屈(意識)で処理する能力は限られていて(1~5%)、感覚(無意識)で処理する能力の方が圧倒的に大きいです(95%~99%)。
子供の頃はこの感覚の部分が大きいので、語学(話す・聞く)を早く習得できる傾向があるのですが、
大人になるとこの感覚の部分が衰えて、というより抑圧されて、理屈が優位になる傾向があります。
それはなぜかというと
大人の世界は
「ちゃんとしなければダメ」「こうするべきだ」「失敗は恥ずかしい」「どうせそんなこと無理」といった
世間体や常識、固定観念にエネルギーや意識が割かれるようになるからです。
そしてそれが、人を「理屈」の世界 (=自分が理解できるもの)へ導いてしまうのです。
その結果、「感覚」という「壮大なパワー」をみすみす使えない状態にしてしまうのです。
では、この「壮大なパワー」は、どうすれば使えるようになるのでしょうか。
それは
「できる」「わかる」ということに執着しない
ということです。
これは一見、「えぇーーー?」という言葉が口から出てしまうようなことかもしれませんが
でも
考え方を変えれば
「すぐできなくてもいい」
「すぐわからなくてもいい」
ということな訳ですから、
実はこんなにラクなことは無いんですよね。
なんでそんなにラクな条件なのに
人はそれを選ばないのかと言えば
それ(=すぐわからないこと、すぐできないこと)が怖いから
です。
だからすぐ、単語や文法に「逃げたくなる」んですね。
ここのポイントを越えられるかどうか
つまり
「すぐできる」「すぐわかる」の誘惑に対する執着を手放せるかどうか
が、ペラペラになれるかどうかの別れ道になると思います。
そして、これが僕が
「英会話はココロがすべて」と謳っている理由の1つなんですね。