こんにちは。
岩瀬 晃です。
あなたがもし今英語をしゃべることができない、またはそれが苦手なら
それを克服する前に
そもそもなぜそうなってしまったのかを知っておくことが大事です。
なぜなら
それを知っておかないと
気づかないうちにまた同じパターンに簡単に戻ってしまうからです。
代表的な理由は5つありますが、今回はそのうちの1つ目について書きたいと思います。
それは
「英語を聞く・話す」ということを、「英語を読む・書く」の延長線上にあると考えている
というものです。
僕も含めて、日本人はみな、学校で初めて英語に触れ、そして勉強していきます。
多くの場合は、日本人の先生からそれを教えてもらったでしょう。
簡単な文法、単語から始まり
中学校の3年間、高校の3年間、人によっては大学に進み2年~4年間
よりたくさんの、より高度で難しい文法、単語を覚えるように仕向けられます。
そして、それが「英語」というものだ
ということが頭に固定されていきます。
そして、いざ英語を聞く・しゃべる場面がやってきた時
一生懸命それまでに学んできた文法と単語を総動員して
相手が言っていることをなんとか解読しようとする
言いたいことをなんとかパズルのように頭の中で組み合わせて伝えようとしますよね。
僕もそうだったのでよくわかります。
でも、です。
たしかに、聞く・しゃべる中身を書きだせば、単語と文法で成り立っていることは事実です。
ただ、
聞く・しゃべるという行為は、瞬間で起きるものです。
じっくり考えて、ということをやっている暇がないものです。
たぶん英語ができる人であったとしても
そのやり方で会話を通常のスピードで成立させようとしたら
頭の中がとんでもないことになり
5分も英語を聞いてしゃべっていたら脳みそがオーバーヒートしてくることでしょう。
ところでみなさんは
日本語を今まさにペラペラとしゃべれていると思いますけども
これって、頭の中で単語と文法を組み合わせてしゃべっている認識はありますか?
もっと言うと
日本語を今のようにしゃべれるようになったのが
単語と文法を学んだからだ、という思いますか?
ほぼ間違いなく答えは「いいえ」でしょう。
では、なぜこんなにペラペラとしゃべれるようになったんでしょうか?
それは、単語と文法というアプローチではなく
「こういう時には、こういうことを言う(こういう音を発する)んだ」
という
ある場面とある音(声)の組み合わせを
ただひたすら繰り返して聞き、真似てきたからです。
そこに理屈(=文法・単語)は存在していません。
もちろん、専門的な単語などは、大人になっていくにつれ覚えていったでしょう。
でも、いわゆる日常会話的なレベルについては、気がついたらしゃべれるようになっていたはずです。
もちろん、こう書くと
「幼児から育つ過程ではその方法は有効だろうけど、大人になってからはもうそんな能力は無くなるからムリだよ」
って言いたくなるのではと思いますが
ホントウにそうなのでしょうか?その言葉、誰かの受け売りではないですか?
まず、俗に言われる「臨界期」(=人はある年齢(12歳)を過ぎると、新しい言語をネイティブのようには習得できない)というものですが、リンク先の解説ページを見てもらっても分かるように、いまだに「仮説」の域を出ていません。
また、この臨界期の根底にあるのは「大人になるにつれ脳の発達は衰えていく」といった前提だと思いますが、心理カウンセラーとしての立場から敢えて言わせてもらうと、この「脳の発達の衰え」というのは、「心の硬直化」の要素が大きいと思っています。(実際、専門家によるこんな記事もあります)
平たく言うなら、「自分なんてどうせ」「英語なんてどうせ」という思い込みが、年齢を追うごとに固まっていく、というだけなのです。
この思い込みさえ緩めることができたら、つまり、オープンな心さえ持てれば、何歳からでも英語は、日本語を習得したのと同じアプローチでしゃべれるようになると僕は信じています。
この心理的な側面については詳しく別の機会に触れるとして、今回はまずは、読み書き(文法・単語)と聞き話しは、実は根本的に違うものである、という点を理解してもらえたらと思います。
そして、読み書きの延長で考えている間は、ずっと苦しい状態が続きます。
英語を聞いたりしゃべったりすることが、ただツライだけの状態が続きます。
そんな状態で、外人さんたちと会話を楽しめないですよね。
最終的な目的は、英語をしゃべれるようになることなのではなく、外国の人達と楽しくコミュニケーションがとれるようになるなんだ
ということを忘れないようにしてくださいね。
つまり、ツライ方法でしゃべれるようになったところで、意味がないんだということです。
どうせなら、ラクに楽しくしゃべれるようになりたいですよね。
日本語と同じように。
そして、その能力は、大人になったあなたにもちゃんとあるのです。
あなたがそれをまず信じようと思い、
そして僕のまとめたアプローチを実践していってもらえれば
必ずその能力は開花します。
そして
そういう自分に出会うこと
自分にもそんな可能性があったんだとを知ること
それこそが
僕があなたに体感してほしい「感動」なんです。
さぁ、あなたも本当に存在する「ペラペラワールド」に
今までの重い荷物を勇気を出して捨てて
飛び込んでみませんか?