こんにちは。
岩瀬 晃です。
あなたがもし今英語をしゃべることができない、またはそれが苦手なら
それを克服する前に
そもそもなぜそうなってしまったのかを知っておくことが大事です。
なぜなら
それを知っておかないと
気づかないうちにまた同じパターンに簡単に戻ってしまうからです。
代表的な理由は5つありますが、前回に続き、今回はそのうちの2つ目について書きたいと思います。
それは
「英語は、難しいものだ」と思い込んでしまっている
というものです。
これは前回の記事と経緯は似ているのですが、
僕も含めて、日本人はみな、簡単な文法、単語から始まり
中学校の3年間、高校の3年間、人によっては大学に進み2年~4年間
よりたくさんの、より高度で難しい文法、単語を覚えるように仕向けられます。
そして、それが「英語」というものだ
ということが頭に固定されていきます。
で、なんですが
僕自身の経験上も分かりますが、
中学校の3年くらいから、英語が「ムダに」難しくなっていくんですね。
この「ムダに」というのがポイントです。
実際、日常会話レベルの英語を話せるようになるには1200~1500語程度の単語を使えるようになっていればほぼ問題ないという説が有力なのですが、
その数は、中学校のうちにもうカバーされてるんですね。
文法も、そんなに複雑なものを知らなくても大丈夫なんです。
もし、日本の英語教育のゴールが「英会話を日常会話レベルにできるようになること」であれば、正直中学レベルの英語だけで十分なんです。
なのに、なぜ「ムダに」難しくするのかといえば
そうしないと、成績の優劣をつけられなくなるから
です。
個人的には、英語という科目(そもそも「科目」という位置づけになっている事自体がおかしいと思っていますが)は、全員が100点近い点を取れるようなものでいいとさえ思っています。
しかし、「受験」というシステムが日本教育の前提になってしまっている以上、全員が高得点を取れてしまってはマズイ訳ですよね。
なので、本来そこまで難しくする必要は全くないのに、
単に点数のバラツキをつけるためだけに、英語をどんどん難しくしていく必要があったのです。
そこで大抵の人は英語がキライになってしまうと思うんです。
本当にもったいないというか、残念な話ですよね。
英語がペラペラに話せる人は、このトリックのことを知っています。
つまり、英語は「学問=難しいもの」ではなく、本来「みんなができて当たり前のもの=カンタンなもの」
ということを知っていた、またはそうに違いないと信じていたのです。
しかし
そこでもし「英語とは難しいもの」と思い込まされてしまった場合
その感覚が残ったまま英会話にトライしようとしても
どうしても「苦手意識」をもったまま取り組む事になるので
長く続かない、楽しめない、という事態に陥ってしまうのです。
なので、
まずは根本的に、英語(英会話)について誤解していたんだ
本当は英語は死ぬほどシンプルでカンタンなものなんだ
という頭と心に切り替える必要があります。
でないと、正直やる気が起きないですからね。
そう思えるようになるだけでも、「英語ペラペラなあなた」に
とっても大きく近づくことになりますよ。