こんにちは。
岩瀬 晃です。
僕が提唱している「アキラ式」ペラペラ英会話上達法では、単語や文法などの「理屈」を手放そう、と言ってます。
なぜなら、その「理屈」が処理できる情報量や発揮できる能力は、脳が本来持っているパワーと比べたら、ほんのわずかだからです。その代わりに何を使った方がいいかというと「感覚」の力です。
※ あくまで「会話(話し聞き)」で考えた場合です。「読み書き」となると、もちろん文法も単語も必要です。
とはいえ、人には「知識欲」みたいなものがあって、知らない単語が出てきた時にはそのままスルーするのは結構ツラいというか、その場で知って解決したくなるものです。
僕もそういうタイプだったので、その気持ちは分かります。
なので、あくまで「単語や文法にすがって何とかしよう」という気持ちではなく、単に「知らないから知りたい」という好奇心を満たしたいという人のために
僕が実践してきた、もっとも効率的で効果的な単語の覚え方を紹介しますね。
① 海外ドラマや映画などで、「わからない」単語・表現に遭遇します。
② 英語字幕を見て、その単語のスペルを確認します。
③ その単語を辞書(ネットなど)で検索し、意味を見て、発音を聞いてマネします。
④ 例文が載っていれば、例文をたくさん見ます。
一見、「当たり前じゃないか」という反応がありそうですが
実は、これは脳の記憶の働きと、感覚のパワーを最大限に活かした方法なんですね。
まず、「知りたい」と思った瞬間に探す、というのが大事です。
義務的に単語帳でパラパラと単語や例文だけ見ていても、本当の意味で「知りたい!」という欲求が動いていないので、ある意味、ザルのカゴに水を流して溜まるのを待っているようなものなんですね。
そして、ドラマや映画という「映像」から入っています。これは、文字情報(本、雑誌、ネット)よりも圧倒的に「前後関係(背景)」情報が多いんですよね。 「こういう時には、こう言う」の「こういう時」の部分ですね。で、「映像」から入ると、理屈レベルじゃなくて、感覚レベルで頭に刷り込まれるのです。この差、メチャクチャ大きいですよ。だって、「覚えよう!」としなくたって、勝手に脳に残るってことですからね。
で、例文を読むのは、これも実は「感覚」レベルの力を少し使ってます。たとえば 「prevent」という単語があったとします。意味は「妨げる」という意味です。
「あー、”prevent”は、”妨げる” なのねー」
で終わると、脳のパワーはほぼ使われてない(=効果的に記憶されていない)と思っていいでしょうね。
で、例文を見るんですね。
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● The snow prevented him from going out.
雪のせいで彼は外出できなかった (雪が彼が出かけることを妨げた)
● He will come if nothing prevents (him).
何もなければ彼は来るだろう (何も彼を妨げなければ、彼は来るだろう)
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この時に大事なのは、その「光景」「感情」を頭にイメージすることです。
そうすると、力んで記憶しようとしなくても、勝手に脳にそのイメージが残るんですね。
ちなみに無料で検索できるネット辞書はいくつかありますが、パッと使ってみた感じでは、「goo辞書」が例文がたくさんあってよさそうですね。
また、途中で「発音を聞いて、マネする」と書きましたが、耳で聞いてそれをマネするというのも、衰えている「感覚」を鍛えるという意味ではとても大事です。
とはいえ、英語には日本語には無い発音がたくさんあるので、ここもなかなか上手くできずストレスがたまりやすいポイントなのもよーくわかります。
なので、ここに関しては、発音記号を見れば、日本人でも正しい発音の仕方がカンタンにわかる、こちらの「アメリカ式発音改善法」のDVDをご覧になることを強くオススメします。
ただ、そればかりに頼ると、耳で聞いてマネするという大事な能力が衰えるので、最初はまずは聞いてマネをする、をやってから、発音記号を見て発音する、という感じにしてくださいね。
で、もちろん、ここまで読んで「ウゲーーーーーーーッ、めんどくせぇーーーー」って思った方は、
僕のペラペラ英会話セミナーで伝えている内容を踏まえて気長に楽しくやってもらえたら、最終的には 「なんかしらんけど」 しゃべれるようになるのでご安心を ( ^o^ )/