こんにちは。
アキラです。
先日の、僕自身が直接行うという意味ではファイナルとなった「英語ペラペラマインドワークショップ」で、
受講したみなさんに出した宿題がありました。
それは
「明日までに、その辺にいる外国人さんに声をかけて、3分間話す」
というものです。
名付けて
「出川ミッション」 (笑)
なぜ「出川ミッション」という名前がついているかというと
「イッテQ」という番組の中で「出川哲朗のはじめてのおつかい」というコーナーがあるんですが
それは、海外のある場所で、彼があるミッション(どこどこに行って、なになにを買う、など)を言い渡されて、
それを道行く外国人に声をかけて質問しながら達成していく、というものなんですね。
その動画はこちら (腹筋を鍛えたい時に見るといいですよ 笑)
で
そのミッションを実際にワークショップが終わった直後にすぐにやったという人のレポートがこちらなんですけども
実はこのミッションでは、外国人さんに声をかける時のためのセリフを渡してあったんですね。
「外国人さんに声をかける課題が出ているので、3分間だけ私と話してもらえませんか?」的な。
でも、ですね。
実は、
セリフの内容をちゃんと言えるかどうかの前に
相手に協力してもらう上で最も重要なポイントがある
んです。
それは何かというと
最初の一言目
つまり
です。
これをどれだけ明るく、フレンドリーに、大きな声で言えるか。
これが、外国人との会話を成立させる上で、とっても大事なんですね。
ちなみに「Hi!」を元気に言うのが大事だというのは、
単にアメリカ人が陽気だからというだけの理由ではないんです。
陽気ではない人だってアメリカ人にはそりゃいます。
でも、それでも「Hi!」を明るくはっきり言うことは大事なんです。
なぜだと思いますか?
以前にこちらの記事で、日本とアメリカの違いについて書きましたが
日本とアメリカの大きな違いは
「暗黙知」があるかないか
なんです。
いわゆる、「言わなくてもわかるか、言わないとわからないか」
の違いです。
日本は、「言わなくてもわかる」国の代表格。
アメリカは、「言わないとわからない」国の代表格です。
で
それと「Hi!」の重要性との関係は何?というところなんですが
アメリカでは、「自分は何者であるか」をしっかり表現しないと
「何者かわからない怪しい人」として扱われる可能性があるということなのです。
日本では、基本みんな日本人ですし、だいたい同じようなこと考えてますから
黙ってそばにいたところで何も怖くもないし、不安にも思わないですが
アメリカだと、本当にいろんな人種やいろんな思想があるので
黙ってそばにいるっていうのは、ある意味「得体が知れない存在」になってしまうんですよね。
「暗い人」とか「さみしそう」とか「友達いなそう」とか
そんな次元じゃないです。
「危険人物だ」
という次元ですよ。
だから
「私はあなたに危害を与えない、友好的な人間ですよーーー」
ということを、態度で示さないと、勝手にそうだとは理解してくれない訳です。
ということで
元気よく、明るく、フレンドリーに
「Hi !」
を言うことで
ようやく相手が安心して、心を許してくれるわけですね。
これに関連するところでは
出川師匠も「はじめてのおつかい」のVTRで言ってますけども
いわゆる
「Excuse me …」 (すみませんが・・・)
という、日本人特有の切り出し方は
外国人に対してはあまり有効ではないです。
というのも
先ほど書いたように「アメリカ人には暗黙知がない」ので
つまりは「察する」ということがないので
「すみませんが・・・・」 = 「迷惑をかけられる不吉な予感」
でしかないんですよね。
Excuse とは「許す」という意味で、Excuse meは「私を許してください」という意味ですから
明らかに、何か迷惑をかけることが前提になっちゃってますからね。
そうではなく
「Hi !」
と何も悪びれることなく声をかければ
先ほど紹介した彼女のケースのように
実際には相手にとって何のメリットもないお願いであっても
なぜか心よく協力してくれるものなんですね。
ということで
是非次回外国人と話す機会があったら
一発目の元気な
を忘れないでくださいね^^。
それさえ越えたら、あとはそんなにしゃべれなかったとしても、楽しい会話にしかなりませんから。
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