こんにちは。
岩瀬 晃です。
あなたがもし今英語をしゃべることができない、またはそれが苦手なら
それを克服する前に
そもそもなぜそうなってしまったのかを知っておくことが大事です。
なぜなら
それを知っておかないと
気づかないうちにまた同じパターンに簡単に戻ってしまうからです。
代表的な理由は5つありますが、1つ目 ・ 2つ目 ・ 3つ目 に 続き、今回は4つ目の理由について書きたいと思います。
それは
失敗することに、恐怖と恥を感じてしまう
というものです。
英会話の上達に必要なものとして、インプット(聞く・見る)と、アウトプット(話す)があります。
インプットに関しては、あまり恐怖と恥という感覚は絡んでこないですが
アウトプットに関しては、この恐怖と恥が大きく絡んできます。
まず、話そうとする時、
「うまく話せなかったら相手になんて思われるだろう」
とか
「周りの日本人に自分のヘタな英語がバレるのが恥ずかしい」
といった感情に襲われることはないでしょうか。
この感情は、実は日本人特有のもので
外国にいくと、結構メチャクチャな英語でしゃべる外人さん(英語が母国語ではない人)が結構いるんですけど
日本は、元々失敗に対してすごく厳しい文化なので
何事もちゃんとしていないといけないと教育を受けて育つので
「間違う」とか「迷惑をかける」ということに対して
ものすごく抵抗があるんですよね。
ただ、残念ながら、英会話の上達には
この「失敗をする」ということは避けて通れません。
なぜなら、「しゃべる」の上達は
「しゃべる」ことでしか実現しえないからです。
家で一人でどんなにトレーニングしたところで
外人さんを相手にいきなりペラペラにしゃべれるという状態にはなれません。
つまり、「失敗」することを最初から受け入れていないと
上達ができないのです。
これは、逆に元々成績がよかったり、英語の読み書きが得意な人ほど
抵抗があることだと思います。
僕自身がまさにそうでした。
22歳の時、不況で就職先が見つからず、やむなく留学という選択肢を選んで
初めてアメリカの地を踏んだ時
一応それなりに英語は得意という自負があったのですが
まーーー相手の言ってることが早くてわからないわ
自分が言いたいことを言うのが頭がパニクって全然出てこないわ
そうすると相手がなんかどんどん機嫌が悪くなっているように見えてくるわ
で
かなり落ち込みました。
で
ある時に
もうあきらめたんですね。
これは、上手にやろうなんて考えている場合じゃない、と。
とにかく数稽古をこなすしかないんだ、と。
そう決めてからは、上手いか下手かは置いておいて
とにかく外人さんに話しかける、ということをひたすらやっていきました。
それがあったから、ある時に急に
英語が自然にペラペラとしゃべれる自分に出会えたのです。
そしてこれは、日本にいても可能なことなんですよね。
英会話喫茶しかり、外人さんと交流できる場所なんて、日本にいくらでもありますからね。
大事なことは
最初からうまくやろうとしないこと。
これに尽きると思います。